Facebookで1000万人のファンがついている
Humans of New Yorkというページを知っていますか?
略してHONYと呼ばれることが多いこのfacebookページは
一枚のポートレイトと、その人が語る人生の物語がセットで紹介されています。
撮影者でありインタビューアでもあるBrandonは
毎日ニューヨークの街を歩いては色々な人に声をかけて、写真を撮り、話を聞いているそうです。
【等身大のニューヨーカー達が浮かび上がる】
写真に映っているのは
お洒落なマダム、ホームレス、留学生、サラリーマン、老人、子供、旅行者、
幸せそうな人、不幸せそうな人、お金持ち、貧乏人など
Brandonがランダムに選んだ、ニューヨークの住人たちです。
一人一人が自分の人生の出来事や日常を語り
作者が最も印象に残った内容を、聞いた言葉そのままに紹介しています。
語る内容は様々で
人生で一番幸せだった日のこと、今日の悩み、子供の自慢、
仕事のこと、故郷のこと、後悔していること、自分の信念、、
一般の人が語る、等身大の物語がとにかく興味深く、
どこか自分にも当てはまるところがあったりして
ちょっと笑えたり、感動したり、泣けたり、勇気をもらえたり
とにかく得るものが多いので、私はfacebookを開くと必ず目を通します。
【コメント欄でネイティブの英語のやりとりが垣間見れる】
さらに、このfacebookページで特に価値があると感じるのが、
投稿に付く読者からのコメントです。
例えば、上の男の子を紹介している投稿では
“What’s the most heroic thing you’ve ever done?”
“Wash the dishes without being asked.”
Brandonが聞いた
「今までに君がした、最も尊敬される行動は何?」
という質問に、少年が
「お皿洗いを自分から進んでやったこと!」と答えています。
これに対して、一番人気のコメントは、こちら。
Everybody wants a revolution but nobody wants to do the dishes
革命は誰もが求めるけれど、お皿洗いは誰もやりたがらないもんね
(そんなお皿洗いをした彼はエライ!という意味)
こんなちょっとひねったような面白い受け答えは
ネイティブの会話でも、実際にとても良く耳にします。
英語は、日本語の会話よりも冗談や面白い表現がとにかく多いのですが
教材や英会話教室などのコントロールされた環境では
なかなか耳にすることができないんです。
数多くの英語話者が、自由に表現している
生の英語が使われている場所という意味でも、
HONYのfacebokページ、とてもおすすめです!
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ちなみに、HONYは写真集にもなっています。
その数、怒濤の300ページ以上!
パラパラとめくっているだけでもニューヨークを歩いているような気分になる
カッコいい写真集です(もちろんfacebookのように文章も含まれています)。
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HUMANS OF NEW YORK(H) [ BRANDON STANTON ]
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