移民の国オーストラリアで過ごしていると

出身国によって時間や約束の考え方が全く違って、驚くことが多いです。

 

日本でも海外の人たちは時間にルーズだ、などと聞いた事があるかもしれません。

実際はどうなのか、私が肌で感じていることを紹介します!

 

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★【南米】頑張ればOK! ベストエフォート型の時間管理

 

チリ、ペルー、ブラジルなどのラテン系の友人を見ていて感じるのは

待ち合わせ時間は遅れるものだと開き直っていること、

遅れることを想定して余裕を持ったスケジュールを組んでいることです。

 

ベストエフォート型というか、

「時間を守るように頑張るけど、もし間に合わなかったら、仕方ないよね」

という感じです。

 

自分たちでも「待ち合わせは大体30分ー1時間くらい早めに設定しないとね」

なんて言っているので、確信犯です。

 

みんな常に遅れることを想定しているので、先に着いた人は

ショッピングやお茶をしながら待っていたりと、自分も楽しんでます。

誰も怒ったりイライラしたりしません。

 

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★【日本】結果がすべて!信頼に関わる、品質保証型

 

一方、日本の場合は、仕事でもプライベートでも、

時間は厳守するのが当たり前ですよね。

 

仕事では、時間に間に合わないというと

相手や商談内容を軽んじていると捉えられて失礼に当たりますし

 

プライベートでも、友人や家族を待たせてしまうというのは

相手の大事な時間を奪っているわけで、信頼に影響すると思います。

 

あまりに頻繁だと、人としての信頼を失いかねないくらい

時間にルーズなのは深刻な問題ですよね。

 

「頑張ったんだけれど間に合わなかった」は意味がないわけで

つまり、品質保証型の時間管理だと感じます。

 

時間を守ることで、相手を尊重しているという感覚は

日本特有の考え方なのではないでしょうか。

 

★【オーストラリア】南米と日本の中間

一方オーストラリア人の多くはどうか、というと

仕事かプライベートか、内容などによって臨機応変に使い分けている印象があります。

 

例えば、仕事の会議に遅れて来るということはあまりしません。

とはいえ、5分、10分ほどの遅刻は許されると思っている感覚もあり

日本のクライアントとの大事な商談を10分遅刻したせいで逃したケースもあります。

 

プライベートの集まりでも、イベントなどで集合時間が大事な場合は

時間に間に合うように頑張ります(必ず間に合うわけではないですが、、)。

 

感覚的には、南米人と日本人の

ちょうど中間くらいの人が多いのではないかと思います。

 

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★「約束を守ること」の根本にある感覚の違い

 

日本とラテン系で決定的に異なるのが

ラテン系にとって、時間や約束を守らないことが決してマイナスではないこと、です。

その人の特徴のひとつ、という感じで、誰も怒ったり気を悪くしたりしないのです。

 

ラテン系の「時間にルーズ」=お互い心の余裕がある証拠

日本人の「時間にルーズ」=相手を馬鹿にしている証拠

 

時間に遅れて来る人のことを、気にするでもなくニコニコ待っている様子は

日本人には不思議な感覚ですが、私は潔癖性の時間版だと思うようにしています。

 

きれい好きは良いことですが、潔癖性は度が過ぎていますよね。

 

ラテン系にとって時間も同じで、あまり時間にきっちりしすぎていると

(特に他人の遅刻を責めたりすると)

心に余裕のない人だな、と思われてしまいます。

 

相手もせかせかしないでほしい、だから自分も好きなペースで準備する。

お互い間に合う時間に会えばいいよね、という

お互いの暗黙にある心の余裕と、それを良い事と捉える民族性が

ラテン系の「時間にルーズ」の根本にはあるのだと思います。

 

一方、日本人の根本にあるのは、

人に迷惑をかけてはいけない、他人を尊重する、和を乱さない、という考え。

だから時間には遅れてはいけないという考えが当然になるのだと思います。

 

ラテン系は、自分も相手も心地良く自然体で過ごせることが一番大事。

だから無理して急がないし、気が乗らないものは後からでも断る方が良い。

 

日本人は、和を乱すことが一番いけないこと。

だから大変でも時間に間に合わせるし、迷惑をかけるかもしれないキャンセルはしない。

 

こんな根本的な考え方の違いが、色々な行動につながっているのだと思います。

 

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★約束のドタキャンも怒らないラテン系たち

 

ところで、約束のキャンセルに対する考え方も、随分違うんです。

 

例えばつい先日、こんなことがありました。

 

ブラジル出身の女の子に、

「今度クラブのサルサパーティに行こうよ!」と誘われました。

誘われた私たちは、仕事の都合をつけて参加することにしました。

 

すると当日、待ち合わせのほんの30分ほど前にこんなメールが届いたんです。

 

「やっぱり今日は疲れちゃったから、サルサ行くのやめるね。

みんな楽しんできて〜!」

 

あまりにもあっけらかんとしていて、悪気も全くありません。

理由も正直すぎて、突っ込む気にもなりませんでした。

 

ここにもやはり、根本的に感覚が違います。

 

相手には無理や我慢はしてほしくない、自分も気が乗らない事はやらない。

お互いタイミングが合ったら、一緒に楽しく過ごそう!

 

こんな感覚なので、

和を重んじる幹事気質の日本人はびっくりが止まりません。

 

★カルチャーショックは相手の感覚まで掘り下げてみて

 

外国で暮らしていると、日本人同士では当たり前のことが

全く通じないことにびっくりしたり、戸惑ったりすることもあります。

 

「時間にルーズ」という結果だけを見てしまうと

なんで?バカにしているの?!なんて、イライラしてしまうかも。

 

でも、どうしてそういう行動をするのか、背景にある考えがわかると

あぁ、遅れて来るというのは私に心を許してくれているんだなぁ

なんて思い直したりもするんです。

 

お弁当 vs ハグ?!国でこんなに違う「頑張る家族を応援する方法」

でも紹介しましたが、

全く違う行動の裏には、世界共通の想いがあったりします。

 

日本人の「当たり前」の感覚と行動からは想像もつかない振り幅の人たちと

一緒に過ごして、彼らの感覚も理解できるようになると

本当の意味で、国境を越えて人が繋がるのではないかなぁと思っています。

 

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※ここに書いた内容は、一般的な内容であり

もちろん日本人でもルーズな人もいれば、南米人でもきっちり時間を守る人もいます。

 

でも、国や文化によって、同じ「時間にルーズ」が全く違う感覚から来ているものだと

理解してもらいたいと思って書きました。

 

かくいう私は時間管理が苦手で、良く遅刻をしてしまうタイプ。

 

日本では約束の時間に間に合わせようといつも緊張していましたが

オーストラリアに来て、随分リラックスしたように感じます。

南米人との待ち合わせは、本当に気が楽です!笑

 

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