みなさんは「留学」にどのようなイメージがありますか?

 

楽しそう、色んな国の人と友達になれそう、英語が上達しそう、、

 

日本を飛び出して言葉の違う国に住むのですから

すごく勇気のいることだし、人生の良い経験になりますよね。

 

また、日本以外の国の留学生と接して気が付かされることがたくさんあります。

 

日本人留学生と他国からの留学生の状況や背景を比べたうえで

日本人の留学体験を最大化するための方法をまとめました。

 

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英語教育に関わっている友人の多くからは

日本人はのんびりしている、やる気はあるけどなかなか伸びない

と言われます。

 

その原因は色々と考えられますが、私は

1. 危機感の違い

2. 日本軸の価値観への癒着

 

の2つにあると感じています。

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【色々な国からの留学生事情】

 

日本人留学生の多くは、

英語を話せるようになりたい、もしくは海外の教育を受けたいと思って

海外に住んでいます。

 

最終ゴールは、英語が上達すること。

大学や大学院であれば、卒業すること。

 

そのあとは日本に帰国して、新卒であれば就職活動をして、

英語を使ったり使わなかったりする仕事、つまり

留学していない人と同様の仕事に就くことが前提の人が多いです。

 

一方、日本以外の国から来る留学生は、勝手の違う人も多いです。

 

自分の国には仕事が全くない。もしくは、給料が低すぎて生活できない。

英語が話せるようになれば、オーストラリアに残れる道が開ける。

もしくは、自国でも良い職業に就ける。

 

英語が上達することがゴールではなくて、生き延びるための過程の1つ。

物価の安い国で何年も必死にお金を貯めて

ようやくオーストラリアに来れたという人も多いです。

 

彼らは授業も必死で食いついてきますし、

滞在条件や教育機関について本当に詳しい人も多いです。

人生をかけた挑戦をしている、そんな気迫のある他国からの生徒に混じって

「英語上達したいな〜」「友達作りたいなぁ」というほんわかした気持ちの日本人生徒が座っていると

やはり、のんびりして見えるし、上達のスピードもどうしても違います。

 

これが、危機感の違い、だと思います。

 

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【離れていても、ベースはあくまでも日本】

 

以前、日本人留学生のビジネスセミナーに講師のひとりとして参加しました。

テーマは「グローバルに活躍する人材の条件」。

 

参加者はオーストラリアの大学に1年〜3年間留学している日本人大学生です。

 

私が日本で新卒時に大手出版社に就職したことを知った彼らからは

日本の新卒の就職活動に関する質問が殺到しました。

 

どのような選考でしたか?いつ内定をもらいましたか?

面接で聞かれた質問は?グループディスカッションの仕方は?

 

質問の内容は、東京でOB訪問を受けるのと全く同じ内容。

 

つまり彼らは、海外に数年単位で生活していながら

精神的な軸は日本にいるのと全く同じ、ベースは日本の感覚なんです。

 

結果的に、授業で必要な情報以外はすべて日本のウェブサイトから情報を得て

友達も日本人中心、話題も日本について。

 

物事の価値観は見事に日本のまま、全くブレていません。

 

海外留学は、あくまでも履歴書に書く項目のひとつ、といった扱い。

 

この子達は、日本の大学で英語を学ぶ代わりに留学したことで

何か違う経験値を得られたのだろうか、と疑問に感じてしまいました。

 

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【日本人留学生ができる、留学の経験を最大限にする方法】

 

日本からの留学生の多くが日本に帰ることを前提にしていること自体は、

悪いことではないと思います。

 

世界的に見て、日本はそれだけ経済が安定しているという証拠ですし

日本を離れても日本が好きな人が多いのは、国として誇らしいことだと思います。

 

でも、受けている授業も、目の前に広がっている異国の世界も同じなのに

意識の問題でそこから得るものが全く違うというのは、もったいないです。

 

せっかく留学するのであれば、

まずは「日本軸」の考え方を少しでも外す練習をしてみるのが良いと思います。

 

日本の物価と比べるのをやめる

日本のバイト先との待遇の違いを考えない

色々な背景の留学生と深く話をしてみる、彼らの人生について知ってみる

現地の同世代の輪に飛び込んでみる

国際ニュースは英語と日本語の両方で読んでみる

 

方法は、何でもいいと思うんです。

 

現地の人たちが集まっているパブでお酒を飲んでみたり、

趣味で楽器ができたり、スポーツができるなら、団体に参加してみたり

現地の若者が着ている服をちょっと着てみたりするだけでも、

見え方は変わってきます。

 

あえてカルチャーショックをどんどん受けるくらいの意気込みで

たまに尻込みしたり、凹んだりしているうちに、

日本のことも客観的に見られるようになると思います。

 

日本に帰国すれば、また人生の大半は日本軸に戻ります。

留学中は、あえて違う世界に触れるように、自分を押してみるのも大事です。

 

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なんだかほんわかとしていて、余裕があって

のんびりして見える人が多い日本人からの留学生。

 

危機感がなくたって、それはそれでいいことだと思います。

 

でも、せっかく勇気を出して留学を決断したんですから

日本人仲間で集まってたこ焼きパーティばかりしたり(たまにはいいですが)

一日中図書館にこもって文法問題を解いたりしないで(こういう人、本当に多いです)

 

集まりに出てみたり、人と話してみたり、趣味を始めてみたり

あと一歩踏み出して、挑戦してみて欲しいなぁと願っています。

 

文法書は日本でもやり込めます。

人と話したり、知識を深めたりという総合的な経験を積む過程で

英語を自然と使わざるを得なくなり、英語の上達にもつながります。

 

頑張れ、日本人留学生!

Come to my page!